日経225は膠着、空運は押し目買いのチャンスか? 2023年2月26日
はじめに
こんにちは、Kabuto です。
1月~2月前半はとても寒い日が続きましたが、最近は三寒四温ということで、少しずつ春らしい雰囲気も出てきましたね。
株式市場もそれなりに温かさはあり、1月中旬からの上げで、色々利確できた方も多いのではないでしょうか。
私もいつくかできましたので、それはまた別の機会に紹介できればと思います。
今日のお話 | 最近の日本市場と注目銘柄
さて今日ですが、最近の日本市場の動向と、私が注目している銘柄についてお話できればと思っています。
なお、ご紹介する銘柄は推奨ではございません。投資の最終判断はご自身で行っていただくようお願いいたします。
最近の日本市場の動向
日経225ですが、1月中旬〜下旬にかけてぐぐっと上げて、1/27 頃からは膠着状態です。
なかなか28,000円の上値が重たいですね。
今年という中長期視点で見れば、個人的には28,500円くらいまで上はあると思っていますが、いつになるかはわかりません。
短期的には、先週発表された米国PCE、その前の雇用統計と、アメリカの経済統計で強い数字が出続けており、まだまだ利上げ懸念が根強い中、一気に上抜けというのは期待しづらい状況です。
過去のボックスの期間を見ると、概ね1~1.5ヶ月でピークをつけているので、このまま下り坂ということも十分考えられます。
そうなると、まさに節分天井彼岸底ですね。
下を見ると、25,600円くらいなので、インバースETF を買っておくには良い頃合いかもしれません。
低PBR株が上昇
直近は低PBR株に買いが集まっていますね。
大幅に株価を上げた日本製鐵、銀行株、海運大手3社などもこれに該当します。
(というか、東証プライムはほぼ半分がPBR1倍未満です)
これは東証がPBR1倍を切っている会社に対し、改善を求める方針というニュースに端を発しています。
低PBR企業に資本効率の改善迫る 東証が開示拡充要請へ: 日本経済新聞
このような圧がかかると、例えば内部留保している資本を株主還元に回すなどの期待が出るためです。
もちろんそれ以外の理由もありますが、ともあれ、この動きもそろそろ一服といったところでしょうか。
注意したいのは、低PBR株なら何でもいいので買う、なんてことのないように気をつけることです。
割安なだけでは優良銘柄とは言えません。ちゃんと業績も上がっているか必ずチェックしましょう。
空運は押し目買いのチャンスか?
個人的に注目している銘柄ですが、ANAホールディングス (9202) です。
この半年くらいは2,700円〜2,900円前半くらいのレンジで動いており、そろそろ押し目かという水準になってきています(1/24 の終値で2,778.5円)。
業績はコロナショックからの回復傾向にあり、取り巻く環境としても、訪日外客数の増加が続いているため、少なくとも直近つけた高値の2,936円程度まで戻る可能性は十分にあるでしょう。
※ 楽天証券より転載
※ 2022年12月は 1,370,000人、2023年1月は 1,497,300人
もちろん日本航空 (9201)も同じようなことが言えるかと思います。
押し目からの反発に期待したいですね。
おわりに
本日は最近の日本市場の動向と、私が注目している銘柄についてお話しました。
2月も来週で終わりということで、3月は配当取りの動きで高配当銘柄に買いが集まることも予想されますので、配当落ちに備える観点では、配当利回り以上に含み益の出ている銘柄に関しては、しっかり利確していきたいですね。
本日もありがとうございました。